起業したいと家族に伝えると、反対される人多いようですね。
「起業したい?、なに言っているの!」
「そんなダメに決まっているじゃない。起業して失敗したらどうするのよ?」
「起業なんてリスクが高いこと、考えないでほしいわ」
家族に起業の相談すると、たいていそんな反応をされる。
ちなみに、私は起業する際に、家族から反対されたことはありません。
しかしながら、起業したい人から、家族から反対されて困っているという相談を受けたことが何度かあります。
では、一体なぜ起業に家族が反対するのか?
順を追って、その原因と家族が安心する起業の始め方について話していきます。
なぜ家族は起業に反対するのか?
家族から起業を反対される。
家族、自分に最も身近にいる人ですよね?
人生の苦楽を共にして、酸いも甘いも共有している。あなたのことを誰よりも理解し、信じ、愛してくれているこの上なく貴重な存在。
それが、家族ですよね?
そんな家族から起業することを反対される。
これって、どういう意味なのか、どういう重みと深い意味を持つのか、冷静に考えたことがあるでしょうか?
家族から信用されていない
ハッキリ言いましょう。
家族は、あなたを信用していないということ。
あなたを人間的に信用していないのではなく、起業して上手くいくことを信用していないのです。
具体的には、あなたが起業して
- 成功しない人
- 起業して世間で通用する人ではない
- 失敗して今の生活より状況が悪くなる可能性が高い
家族からそう思われているということなんです。
だから、起業することを反対しているワケです。まずは、それが事実だと受け止めておく必要がありますよね。
反対する家族に対してどう思う
そんな風に起業に反対する家族に思われているって、どう思うでしょうか。
「そう思われても仕方がないか」と思いますか。それとも「ふざんけんじゃねぇー」「家族に何がわかるんだよ!」と思い怒りをおぼえますか?
でもホントは、辛くないですか、苦しくないですか、悲しくないですか、家族から信じられていないって。
私だったら、少なくとも、耐えられないないですね(汗)
家族が考えている起業のイメージ
家族からすると、起業して成功しそうにないあなたが、起業するのは…
高確率で負けるギャンブル(起業)に大金を突っ込むのを必死で止めているそんなイメージなんです。
「そんな、馬鹿なことやめて、せめて今のままで良いから、そんな危険な賭けのようなことはしないで」と、思っているワケですよ。
そう考えてみると、家族からすると反対するのは当然と言えば当然ではないでしょうか?
家族から起業反対されるということは…
起業しても成功の見込みがないということですよね。
もし、あなたが家族から起業して成功する人だと思われていたら「起業しなよ!」って、賛成され応援される。
むしろ「なんでもっと早く起業しないの?」と言われるくらいで、反対されるワケがないんですから。
- 家族から反対される=起業して失敗する可能性大
家族から反対される=起業失敗する人
家族から起業することを反対される人は、起業しても早々に失敗する人だと言えます。
なぜなら…
起業して成功するかどうかというのは、どんな業種や規模であろうが関係ないんです。
商品やサービスが優れているとか実績がある、ないからとかじゃないんです。
あなた自身が世間から信用される。信用に値する人物なのかどうかが全てです。
起業すると…
- 「あんた誰?」
- 「どこのどいつなの?」
- 「起業して日が浅い社長さんねぇ」
という具合に露骨に思われるか言われるかは別としても、それが世間の目なんですから。
そんな環境下から始まるのが起業するということなんです。
そんな環境にも負けず、めげずへこたれずに世間から信用を勝ち取るなんてのは、言うほど簡単でもなければ、想像に絶するほどに大変ですからね。
それはまるで、右も左もわからない、見ず知らずの土地にいきなり放り込まれて、それでも生計を立て生き抜いていかなければならないサバイバルなんです。
しかも、時間制限がある(資金が底をつくまでの時間内)。
世間からも信用されない
世間から信用されないと、起業しても食べていけないのは言うまでもありません。
しかしながら…
あなたのことを誰よりも信じ理解してくれている家族から信用されない人が、家族よりも信用されるハードルが高い世間から信用されるでしょうか?
無理ですよね。
そうなると、どうなるか、世間から信用されないと仕事を任せてもらえずに、売上が上がらず時間の問題で資金は底をつき起業して失敗し倒産することになる。
そうなるのが、起業して実質1年以内に起こっているわけです。
これは珍しいことでもなんでもありません。現実として、起業する圧倒的多数の人たちに起きていることです。
反対する家族に感謝
考え方によっては、起業することに反対する家族に感謝すべきかもしれません。
なぜなら、起業して成功の見込みがないのに暴走しようとしているあなたを、最も冷静な目を持つ家族が守ってくれているとプラスに解釈することができるからです。
起業して大失敗して、借金抱えて、恥かいてプライドもズタズタになり、精神的にもダメージを受けて再起不能。
それまでの暮らしとは一転した惨(みじ)めな底辺の生活となる。最悪の場合、自らの命すらも失うことにだってなる。
そんな状況になることを一歩手前で止めるために、起業しようとしているあなたを止めてくれているのが、家族の反対という行為なのかもしれないんです。
だから、そんな家族に感謝の気持ちを持つべきかもしれないんです。
これは、嫌味でも冗談なんかでもなく、真面目な話しです。
家族の反対があるから起業デキナイ?!
家族の反対があるから起業デキナイと言っている人がいますが、でもそれって家族の反対を隠れ蓑(みの)にしているだけではないですか?
ホントは、起業する勇気がないデキナイ言い訳に過ぎないんですよ。
なぜなら、本当に起業する人は、私もそうですが、周りにいる起業している人たちは、基本的に家族に反対なんてされないです。
仮に、家族に反対されたとしても、起業していますから。
だから、家族に反対されて起業できない!?という人は、表面的には困ったなぁーと思いながらも、実は、内心では安心してたりします。
決して、口にはしないでしょうが。内心は、こう思っていたりします。
「良かったぁ~家族から反対されて。これで、もっともらしい起業しない、しなくてもよい理由ができて良かったぁ」
「最初は、起業しようと思ったんだけど、途中で怖くなったから、本当は、誰かに止めて欲しかったから(ほっとした)」
そんな具合に肩の荷が下りた感じで、家族から起業するのを反対されて、安心してホット一息ついているでしょうね。
と、少し余計なことを言いましたね。
さて、以降は家族から反対されても起業したいと考えている人に、家族から反対されても起業する方法や反対されることなく起業できる対策。
さらには、家族が安心する起業の始め方について話していきます。
家族から反対されても起業するには
家族から反対されても起業するには、どうすればいいのか?
実は、難しいことではありません。
本気で起業する覚悟さえあれば、家族から反対されようとも起業することは可能です。
勿論、起業できたと言っても、その後に成功するかどうかは別の話しですが。
ただ、家族の反対を押し切ってでも起業するならば、少なくとも、起業して成功していく見込みはあると思います。
なぜなら、起業を前に最大にして最後の家族の反対という名の砦(とりで)をブチ抜いていくわけですから。
その起業したいという気持ちは生半可じゃないだろうし、そのエネルギーというのは家族すらも抑えきれないほどに強いものですよね。
ですから、起業した後に待ち受ける困難も乗り越える可能性が高いからです。
反対に対して正面突破
家族の反対に対し正面突破です。正々堂々と小細工なんか一切することなく家族へ自分が考える起業に対しての思いを伝える。
全身全霊で伝える、伝えきる。あなたが、起業したい気持ち全てぶちまける。
起業への思い、成功する強い意志を示し困難へ立ち向かう勇気と覚悟を伝える。
感情をむき出しに、涙や鼻水が出ようが血が噴き出そうが何しようが、とにかく家族に伝える、背水の陣だと思い伝える。
そして、その後は、今度は一転して感情を抑え冷静に、もし起業して失敗した時の対処策、計画含めとにもかくにも起業したいという真剣な気持ちを伝える。
正面突破が出来なかった場合
もし、万一正面突破が出来ない。全身全霊で伝えても聞く耳を持ってくれなかった、反対されるならば。
その時は、もうさぁそこから残された道は2つ。
1つは
- 起業をあきらめる=起業しない
ただ、その際は、家族を恨むことも責めることもせず自分の力のなさを責めてください。
もう1つは
- 家族をあきらめて起業する=家族と離れ起業する(別居か離婚)
その際は、キッパリと家族をあきらめるということ。
「そこまでしなくても…」と思う人もいるかもしれませんが。そこまですることです。
なぜなら、あなたが背水の陣で覚悟を決めて真剣に起業したいことを伝えても、それでも反対する家族。
私から言わせればハッキリ言って、それは、もはや家族にあらず。
遅かれ早かれ別れが来る運命だった。
それが起業する時だったに過ぎないと割り切ります。
反対されずに起業する対策
家族から反対されずにスムーズに起業する対策です。
端的に言えば、起業する前から起業した成功する可能性を高めておけば良いのです。
具体的に言うと、次のようなことです。
- 起業前から給料の他に生活できるだけの収入を別途得ておく
⇒副業から始める(起業前提)
- 起業前に取引先の開拓をしておき起業したら直ぐに収入が入るようにしておく
⇒起業したら契約してくれる取引先(前職と同じ業界または異業界問わず)
このどちらかをやっておけば、まず大丈夫です(起業して直ぐに失敗することはなく、家族に説明すればスムーズに起業できます)。
実際にこれは、私自身および家族から反対されずスムーズに起業、そして起業後も軌道に乗っている人がやっているやり方です。
家族が安心する起業をするために
家族から反対されず起業する以上に大切な事は、家族が安心する起業をするということ。
どういうことうことかと、家族が心配していることは次のようなことです。
- 「起業してから、安定した収入がなくなったらどうしよう」
- 「もし起業して失敗して、経済的に困窮したらどうしよう」
- 「無理して身体を壊して、収入が途絶えたら、どうしよう」
ですから、これらの心配を安心に変える起業をすれば良いだけです。
もっと言うと、家族が安心する起業のみならず、起業するなら、お金・時間・健康・家族・尊敬の5つ全てを手に入れる。
そういう人生を送れるようにならないと、リスクを負ってまで、ましてや家族の反対を押し切ってまで起業する意味や価値はないです。
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