「共同経営が100%成功する秘訣なんて本当にあるの?」と、半信半疑いや十中八九疑いの方が強いと思います。
でも、安心してください。100%ではなくタイトル通りに「ほぼ100%」です。
ホントは、100%と言い切りたいところなんですが。
そう言えないこんな理由があります。
- 私自身が共同経営で1年もたず大失敗して500万円以上のお金と大切な友人を無くした経験
- 私のクライアントで共同経営をしていた社長は、3,500万円以上の利益ではなく、共同経営パートナーに裏切られ3,500万円以上の損失が出ている。
- 私がゴルフによく一緒に行く知人は、海外事業の共同経営で、信頼していたパートナーに資金を不正に使い込みされ多額の損失を出している。
「はぁ~っ?、共同経営で失敗ばかりの話しが、共同経営がほぼ100%成功する秘訣とどう関係があるのか!?」と思う人もいるかもしれませんが。
共同経営で失敗している経験者の話しにこそ、共同経営の成功の秘訣が詰まっていると思わないでしょうか?
共同経営で100%失敗してしまう原因を知り、対策を立てることにこそ成功の秘訣があると思わないでしょうか?
もし、そう思いながら読み進めるのであれば共同経営で成功する秘訣をガッチリと手にすることができます。
共同経営は成功を前提で始めてはダメ?
当然かもしれませんが、共同経営は成功することが前提で始まりますよね。
こんな感じで…
酒を酌み交わし、苦楽を共にすることを誓い明るい夢や希望、未来を語り合いながら友情や信頼関係を確認し合う。
そして、お互いに意気投合し「共同経営するなら、やっぱこの人だわぁー。この人とだったら、共同経営で成功するわぁ…」と、心の中でそうつぶやく。
その時点では、共同経営が失敗することなど考える余地が全くないほどに「共同経営は100%成功する」と確信する。
そして、お互いのお金や知恵時間もエネルギーを出し合い「一緒にがんばっていこう!」と意気揚々と共同経営のスタート地点に立つ。がぁ~。
開始1年で失敗していく
現実は非情にもその多くは1年持たずして見事なまでに共同経営は失敗していく。
まるで、それは結婚する前のアツアツ熱愛のカップルがスピード婚ならぬできちゃった婚(おめでた婚)をしていざ結婚して生活をしていくと。
今まで見えなかった欠点や価値観の違いすれ違いの生活によるストレスなどが原因でスピード離婚をしていくみたいに。
(「そんなことする人だと思わなかった耐えられない、もうイヤっ!」なんて具合に)
そして、それまで積み上げてきたお互いの人間関係すらあっけなくこっぱみじんに跡形もなくガラガラと音を立てながら崩壊していく。
「共同経営なんてやらなければ良かった。もう2度と共同経営なんてやらない」と。
だから、勘違いしないで欲しい。
共同経営の失敗を避けて成功していくためには最初から、共同経営が成功するという前提で経営をしてはいけないということ。
「はぁ~っ!?」と、思ったかもしれないが、どういうことか?
油断が生まれるから
共同経営が成功するという前提で考えてしまうと、どうしても油断が生まれる。
具体的には、相手を頼り過ぎたり相手に責任を押しつけてしまう傾向が強まる。
それにより、お互いに不信感が出始め共同経営失敗へのカウントダウンが静かだが確実に始まってしまう。
だからこそ、逆説的なんですけど、あえて共同経営は成功しないという前提の腹積もりが必要なんですよ。そしたら、油断が生まれにくくなるから。
その上で、共同経営に潜む失敗の要素を洗い出し、それに対して事前に手を打っていけば良いのですから。
そしたら、共同経営の失敗する確率は限りなく0%に近づくと同時に共同経営が成功する確率は100%になっていくワケです。
さて、ではそういう大前提を頭に入れた上で具体的に共同経営の成功の秘訣を話していきます。
共同経営が成功するかどうかの最大のポイント
共同経営が成功するかどうかは、パートナー選びが最大のポイントであり共同経営のパートナーとの関係が全てだと言っても過言ではありません。
ハッキリ言って、共同経営で失敗する人は、パートナー選びを知らないから失敗するんです。
やる事業の内容がどうだこうだ…というのは大して問題ではありません。適切なパートナーと事業をやれば何やっても事業は成功しますから。
しかしながら、パートナー選びが間違っていたら、失敗は確定します。
とまぁ、共同経営失敗経験がある私が言うから間違いありません…苦笑
圧倒的な実力差がある人を選ぶ
あなたと共同経営パートナーとのレベル差。あなたより立場やレベルが高い人レベルが同程度の人は、選んではNG。
あなたより、レベルが劣る人可能な限り圧倒的な実力差がある人を選ぶことです。
なぜなら…それは、完全に主導権をあなたが握る必要があるからです。
あなたよりレベルが高い人だとあなたが利用される。悲しいけど、いずれそうなる。
同程度のレベルだとお互い譲らずにケンカ別れになる可能性が大。
しかしながら、あなたよりレベルが劣る人の場合だとあなたが相手から利用され裏切られる可能性は極めて低くなります。
補完関係がある人を選ぶべき?
共同経営のパートナーを選ぶ際に自分がデキないことをデキル人を選ぶ方が良い。
補完関係がある人の方が良い…なんて聞くし私も以前そう思っていました。確かに、ごもっともな感じもしますよね。
でもねぇ、それはNGです。
そうではなく自分でもデキルけどイザとなったら他に代わりの人はいるけど、あえてパートナーに任せる。
「自分もデキルけど(あえて)お前に任せるよ」くらいのノリが必要。
なぜなら…いずれパートナーとの関係が終わったとしても、その時点で事業がストップしないようにです…(笑)
パートナーとの関係と立ち位置
共同経営でよくあるのが、共同経営のパートナーとの関係はお互いに対等、フェア、仲良しこよし。
という、このトンデモない勘違いが後に悲劇を生みます。
そうではなく、共同経営のパートナーとの関係はあなたが上の立場。ダントツに上の立場で相手が下、ダントツの下の立場。
これをお互いに認識しないとダメ。学年で言うならば、あなたが大学生ならパートナーが中学生くらいのイメージ。
さて、共同経営パートナーとの関係において参考になる話しをしますね。
お笑い芸人の爆笑問題(太田と田中)って知ってますよね?
ちなみに、リーダーがドッチだって知っているでしょうか?
(リーダーは、ボケ担当で偉そうな太田だろ!?)
ねぇ、太田の方だと思いがちだがリーダーは、田中なんですよね。
で、そのリーダーを決めたのは太田なんです…(笑)
「俺が、田中にお前がリーダーをやれって決めたんだよ」 と。
じゃぁ、太田の立場は?リーダーより上の立場だってことは明らかですね。
これくらいに、上下関係がハッキリしていないと共同経営は上手くいきません。
共同経営の契約書より重要なこと
「共同経営がトラブルった際に何よりも契約書が重要であり頼りになるからしっかりと締結しておいた方が良い」という話しをよく聞きますが。
まぁないよりは、あった方が良いですけど本当にトラブルったら契約書は役に立たない。
なぜなら…いざ、トラブルになりごちゃごちゃガチャガチャになった際ってねぇそんな契約書は意味なさなくなるからです…(笑)
ほんとトラブったらそんな契約書にあることを守られることなんてないです。それが、トラブルということなんですから。
そもそも、契約書に書いてあることが守られるようであれば、トラブルというレベルじゃないだろうし致命的なトラブルに発展していないですよね。
契約書は無視されたら終わり
共同経営が本当にトラブルと、どうなるか…?
契約書を盾に「ああしろ、こうしろ契約書にかくかくしかじか書いてあるじゃない!?」なんて言ったところで、相手が無視したらそれで終わりですから、ハイ終了…(笑)
そもそも、そういうガチガチの契約書を締結しないといけないような相手を重要な共同経営のパートナーにしなければならないという時点で限りなく赤に近い黄色信号じゃないですか?
もし、そうしなければならないのなら、そんな人と共同経営しない方が良いですよ。
例えば、こんな感じになるパートナーとは…
「いやあの時まちがいなく言った」
「はぁーっ?!聞いてないよ絶対に聞いてない、マジで聞いてない」
「いやいや、冗談だろ、〇月△日某・ホテルのロビーで約束しただろう…」
「えそうだっけ!?、だって、あの時お酒飲んでたからなぁ」
「ふざんけんじゃねぇーあふあおおまえくこのおまえあぅ…」
(ろれつが回らなくなり、おえつしだす…)
※こんなことを実際に私経験しておりますです、はい…(笑)
そう、水をバシャバシャばっしゃんばっしゃん、お互いに風邪ひくほどに、ずぶ濡れする水掛け論にならない人を共同経営のパートナーに選ぶべきですね。
出資比率と印鑑の管理
資金を出し合って、株式会社を設立する場合、最低でも51%できたら、あなたが66.7%以上の出資比率にすべき。
細かい契約書なんかよりも抑えるべきところを抑えておくべきところです。
なぜなら…会社の重要な意思決定の際、特別決議(取締役の解任、定款変更など)を単独で決議デキルから事実上の完全オーナーの立場となるからです。
出資金を払い込む際に銀行口座に記録として残りますから、契約書などで誤魔化しようもないほど確実な証拠ともなりますので。
これは、契約書なんからよりも凄まじく重要なことですよ。凄まじく重要過ぎるのです1回しか言いませんけど。
あとは、印鑑の管理です。実印、銀行印、銀行の通帳は代表取締役であるあなたが管理すること。
さらに言うと、銀行口座からの資金移動はあなたしかできいないように事前に銀行へ届出しておくのが良いです。
なぜそこまでするのか…そうじゃないと、あなたが留守の際に銀行口座から会社の大金が共同経営パートナーの手によって、引き出されてしまうことだってあるからですよ。
「いやいや、まさかそんなことは…」(あるんですよ…実際にそういうことが)
共同経営の数少ない成功事例
共同経営が成功する事例なんて少ないですよね。というかほとんどない。
少なくとも、私が知る限り共同経営で成功した人は知らない。失敗した人しか知らない。
ただ、その中でも代表的な成功事例を紹介します。
これ見るといかに共同経営が成功するなんてことは天然記念物に指定されるほどに希少価値が高い珍事…奇跡だって思うかもしれないです。
HONDA(ホンダ)
言わずと知れたHONDA(ホンダ)の創業者である本田宗一郎。その陰にいた副社長であった藤沢武夫。
彼は、本田宗一郎の壮大な夢を影なり日向なりで支えた人です。
本田宗一郎の著書に必ずと言って良いほどに藤沢武夫の名前が出てくるほどです。
そして、本田宗一郎いわく「藤沢武夫が居なかったら今のホンダはない」と再三にわたり言っているほどですから。
ディズニーリゾート
ウォールト・ディズニー。世界的な大成功を成し遂げたディズニーリゾートの創立者。
弟、ウォールト・ディズニーが奇想天外な発想をする創造者なら兄のロイ・ディズニーは地に足のついた実務家主に財務面をサポートしていた人です。
まぁ、こう見ると共同経営が成功する場合は世界的な大成功になる可能性があると超ポジティブに考えられなくもないですがね。
少なくとも、私はこう思いました。あっ、やっぱり共同経営は成功しないんだと。
共同経営成功に外せない必要な考え方
共同経営成功に外せない必要な考え方をハッキリ言いますね。
カナリ強めですが、これが真実だと思って間違いありません。
なぜなら…共同経営に失敗している経験者でもあり共同経営に失敗している実例を多数目の当たりしてきた上での結論だからです。
ただまぁ、よくあるような共同経営や会社経営関係の本やセミナーなどでは決して語られることのない内容ですから信じがたいとは思いますが。
絶対的な服従関係を築く
共同経営を成功させたければあなたが、共同経営のパートナーを部下のように扱うことです。
そして、パートナーは、あなたのことを尊敬の眼差しで仰ぎ見、上司だと認識させ絶対的な服従をさせることです。
そして、あなたが成し遂げたい目的のために共同経営のパートナーを利用する。いや、お互いに了承の上、パートナーの力を活用してあなたの目的を達成するということ。
勿論、共同経営パートナーをだますとかそういうことでは決してないですよ。
自分の目的をパートナーにシェアする
あなたの目的を共同経営パートナーとシェアするということです。
いいですかね、勘違いしないでくださいよ。
お互いの目的をシェアするのではないです。
あなたの目的をパートナーとシェアするのです。
ただ、これくらい良い意味でずる賢い考えを持たいなと、成功どころか失敗することになり、その先に待ち受けているのは
- 激しい仲間割れ
- 未体験ゾーンの人間不信…
- 言葉にならない喪失感と挫折感
などからくる原因不明の疲労感が襲い極度の虚弱体質となり、うつ病の症状が出てしまうことさえある。
人によっては、立ち直れないでしょう…(天気予報風!?)
まぁ、冗談ぽく言ってしまいましたが事実そうなってしまう人もいますから。
そんな惨劇という名の落とし穴が待ち受けているのが共同経営です。
共同経営を成功させる自信がなくなった人へ
ここまで話してきて言うのもなんなんですけど。
どうですか…?
共同経営を成功させる自信ありますか?
ねぇ、まぁ自信あると思いますけどね…(笑)
ただ一方で、自信がなくなった人もいるでしょう。
そんな共同経営を成功させる自信がなくなった人へになりますが、そもそも論ですが、良い機会だと思いますので冷静になって考えてみてほしいことがあります。
あなたの目的はなんですか?
本当に共同経営をやらなければならないのでしょうか?
心の底から共同経営をやりたいですか?
共同経営をしなくて、あなたの目的を達成させることはデキないのですか?
また、あなたの目的はなんですか?(共同経営うんぬんを抜かして)
なにを言いたいのかと言うと
例えば
- お金持ちになりたい
- 安定的な収入を得ていきたい
- 自分で事業をやって稼ぎたい成功したい
などが目的なのであれば、わざわざ共同経営じゃなくてももっとリスクが少なく、手堅い方法がありますからね。
たった1人でも共同経営より儲けられる
正直、今となっては、たった1人でも共同経営よりも儲けられる事業をやりお金を稼ぎ、お金持ちになれる選択肢を選んだ方が良いと思っています。
そして、実際にその方が遥かに共同経営を成功させるよりも難しくないことを実感していますし、そう確信しています。
なぜなら…共同経営をやっていて時以上にお金を稼ぎ儲け自由な時間も手にしているからに他なりません。
勿論、それもこれも共同経営に失敗したという経験があるからこそ、より強くそう感じることでもありますが(共同経営失敗に感謝)。
【参考】共同経営に失敗【なぜ500万円のお金と友人を失ったのか?】
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