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年商10億円の会社を目指すと【業績が下がっていく】恐ろしい理由

「年商10億円の会社を目指したいんです!」

「年商10億円を達成できれば、社長として成功していると思えますから」

 

と、静かで理知的な物言い。

真剣な眼差しを私に向けながらキッパリと言った。

 

仕立ての良いスーツに身を包み、ハイブランドのネクタイや時計を身につけ、ひと目見て家柄も人柄も良いことがわかった。

 

上質な人生を歩んできたことであろう年商6億円の家永社長(いえなが※仮名50代)。

 

私にコンサルティングの依頼をしに当社へお越しの際の第一声がそれだった。

 

しかしながら、年商10億円の会社になるどころか、怒涛の勢いで業績が下がっていくとは、この時は、全く予期していませんでした…。

年商10億円を目指すべく取り組んだこと

年商10億円を目指すべく取り組んだことは、主に以下の内容。

 

  • 営業体制の見直し
  • 新規開拓の強化
  • 人事面での人事評価体制
  • 商品やサービスメニューの改定

 

年商10億円の会社を目指し、淡々とやるべきことをやり順調に業績を上げていった。

※具体的に何をどうやったかは割愛

 

これなら、2年程度で年商10億円突破は可能であろうと思っていた矢先に、全く予想もしてなかった出来事が起こる。

年商10億円を目指すと起こる以外な問題

年商10億円を目指すと、通常では考えられない以外な問題が起こります。

 

どういう問題かと言うと…

 

役員でもある奥様とお子さん、そして古参役員含めた3名から年商10億円を目指していく現在の会社経営に対して、問題視!?されたと、家永さんより連絡を受けた。

 

しかしながら、その時は、それほど大きな問題だと認識していなかった。

 

なぜなら、年商10億円を目指しているという会社特有のモチベーションの高さが、社内にも出始めていると、家永さんから伺っていたし(役員を抜かしては)業績も徐々に右肩上がりになり始めていたから。

役員からの猛反対を受ける

3人の役員からの反対は、私や家永さんの予想を遥かに超える猛反対でした。

 

日増しに役員たちからの反対の声が強まっていき、ついには、正式な役員会議においても年商10億円を目指していくことに対して反対の声が上がったそうです。

 

これには、家永さんも怒りを通り越してガックリとしてうなだれた様子。

長年苦楽を共にしてきた信頼していたはずの役員たちから裏切られる。

 

マラソンで例えて言うならば、過去最高を目指してトレーニングを行い、順調に走っている途中で、味方だと思っていた人たちから妨害される…そんな感覚だろう。

苦渋の決断を迫られる社長

それで、結局どうなったかというと…

 

「これ以上、役員から反対を受ける中でやむを得ないと思いまして苦渋の決断ですが…」

と、家永さんは、年商10億円を目指していく路線をあきらめた。

 

これは、筆舌(ひつぜつ)に尽くしがたい悔しさと情けなさがあるのは想像に難くない。

 

ということになり、私はその会社とは距離を置くことになりました。

年商10億円を目指す会社の真の敵

年商10億円を目指す会社の真の敵は、社内の役員…ではありません。

 

それは、表向きそう思えるのですが、真の敵ではない。

 

答えは、人間だから…。

人間に備わっている機能

人間というのは恒常性機能が備わっていて(こうじょうせいきのう※ホメオスタシス)

良くも悪くも、それに支配されていると言われていますよね。

 

つまり、現状維持をしたい気持ちが無意識にどうしても働いてしまう。

 

その恒常性機能により、年商10億円を目指す会社じゃなく、現状路線を死守したいと思い、役員たちが猛反対した…それが、人間という生き物。

役員たちの危機感と嫉妬

年商10億円を目指すことに反対していた役員たちは、自分たちの存在意義が薄れていく危機感があったと思います。

 

いわゆる、疎外感(そがいかん)や嫉妬(しっと)を含め、現状を否定しようとしている存在(私や家永さん)への反発、保身からくる恐怖があったんだろう…と。

 

ちなみに、私は、役員たちとは挨拶程度でしか接点はなく話し合うことはありませんでしたが、家永さん以上にその役員たちからは、問題視!?されていたと思います(笑)

身内に役員がいる問題

実は、会社の業績が上がる直前や新しいことをやろうとすると、役員や家族から反対が起こるのは、珍しくない。

 

むしろ、役員に家族を入れていると頻繫に発生する問題。

 

経験がない人には「そんなバカな、あり得ないだろうよ…」と思うでしょうが、日々多発しています。

 

身内が口出ししない役員ならまだいいんですが、口出しする役員だと会社の成長にとってプラスに働くことよりもマイナスに働いてしまうことが多々ありますからね…。

年商10億円を目指さない会社のその後

家永さんが年商10億円を目指さない決断してから、半年ほど過ぎた頃に連絡がきた。

「いやぁ、あれから会社の業績が大変なことになってしまいまして…」

と、重々しい口調でした。

現状維持路線に戻したら

以前のやり方現状維持路線?!に戻したところ…

 

時同じくして、大口の取引先(売上全体の50%以上を占める)などからの受注減が続き、業績は右肩下がり。

 

防戦一方になり業績悪化が止まらない。

 

「まさか、年商10億円を目指すことで役員から反対を受け、さらには業績が下がっていくことになるとは…」と。

【参考】業績を上げられない社長に【経営力以前に足りていない力】

役員報酬の大幅カット

役員報酬の大幅カットが実行された…。

 

  • 家永さん(社長)の役員報酬:100%カット
  • その他の役員の役員報酬:50%以上カット

 

社員の給料すらも下げざるを得ない状況まで追い込まれているそうです。

現状維持路線どころか、なす術がない状態にあえいでいる…。

【参考】社長にふさわしい年収はいくらなのか?の答え【平均年収は無視】

年商10億円を目指すのは何のため?

さて、年商10億円を目指す社長にお伝えしたいのは、年商10億円を目指すと大変だから、やめておいた方がいいですよ…ということではありません。

 

そうではなく…

年商10億円を目指すのは、何のためですか?

年商10億円を目指し、その先に何を見いだそうとしていますか?

 

そこが明確に揺るぎないものではないと、目指す意味がないですし中途半端な状況に陥(おちい)ります。

 

さらには、それまでの会社の業績の悪化のリスクは増しますし、社内の状況すら悪化することがあります。いわゆる、逆効果ですね。

 

【参考】会社経営で【利益を出さなくても良い条件】を知ってますか?

 

ちなみに、私の考えとしては、年商10億円を目指すのは結構ですが、それよりも社長として生きている人にとって重要なことがあると考えています。

 

それは、お金・時間・健康・家族・尊敬の5つ全てを手に入れて、社長にふさわしい人生を送ることです(それが『真の社長』)。

 

そういう社長にふさわしい人生を目指す途中で、年商10億円を達成していく。

それが理想的な年商10億円の達成する社長の姿だと思います。

 

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この記事を書いた人
ヒロッキー

ヒロッキー@社長歴20年・社長という生き物が大好き。
社長として生きている人がファイブフォース(お金、時間、健康、家族、尊敬)を手に入れる個人指導しています。一杯600円のラーメンがご馳走だった幼少期から大学時代に年収1,500万円超のトップセールスマンとなり就活せず即起業。創業5年で3億超え上場目指す規模までになるが倒産。その後年商5,000億円超の東証一部企業の社長から見込まれ再起。詳しいプロフィールはこちら

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