業績を上げられない社長は、山ほどいますよね。
業績を上げたいと思っていても、実際に業績を上げられるのは、ごくわずかの社長です。
言うまでもなく、業績を上げられない社長には、経営力が足りていません。
(少々、厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが…)
これは、昔の私自身もそうでしたし、数多くの社長を見てきての結論であり事実です。
しかしながら、そういう社長には経営力以前に足りていない力があります。
まずは、その力が何なのか?をお伝えします。
経営力以前に足りていない力
経営力以前に足りていない力、それは…
『現状を否定する力』
が足りていません。もっと言うと、現状を否定する覚悟が足りていません。
今のままで何とかなる
今のままで何とか業績が上がるのかも?!と心の中で思っています(現状を肯定)。
「そんなことはないけど…」、「このままではダメだとは思っている」
という人もいるかもしれません。
確かにそうかもしれません。昔の私も、そう思っていました。
しかしながら、仮にそう思っていたとしても『現状を否定する力』が足りていない。
つまり、式で表すと次のような具合。
- 『現状を肯定する力』 > 『現状を否定する力』
それまでと違う考えや方法
現状を否定する力が強いから(このままじゃダメ)、それまでとは違う考えや方法なりを考えるわけですよね。
現状を肯定する(このままでOK)なら、それまで通りと同じなわけですから何ら変わることはありません。
つまり、業績を上げられないということです。
算数の掛け算で、掛ける数字を変えずに同じ数字を掛け続けても、答えが変わらないのと同じ理屈。
業績を上げたいのか上げなければならないのか?
業績を上げたいのと、業績を上げなければならない社長なのか?
微妙にニュアンスや社長の置かれている心理状況は違うと思います。
- 業績を上げたい ⇒ 願望
- 業績を上げなければならない ⇒ 願望より強い状態
今これを読んでいる、あなたは、どちらの社長でしょうか?
業績を上げたい社長
業績を上げたい。どうしても業績を上げたい。
石にかじりついてでも何としてでも、業績を上げたい。という気持ちがあるなら、業績を上げる可能性は高い社長だと思います。
私のクライアント(社長)でも、そういう社長は業績を上げています。
早ければ、2~3ヶ月で一気に業績が上がっていく社長もいます。
しかしながら、「業績が上げられたらいいなぁ~」…くらいなら無理です。
なぜなら、その程度では『現状を否定する力』が弱いからです(現状を肯定する力が強い)。
業績を上げなければならない社長
業績を上げなければならない社長は、切羽詰まった状況なので、業績を上げられると思われがちですが、現実的に考えて厳しいです。
なぜなら、切羽詰まった状況というのは、時間的、精神的、金銭的な余裕がなくなっているわけです。
そのため、打ち手が限られたり、何をするにも手遅れになっていることがあるからです。
それこそ、どれほどの名医でも手遅れの患者の場合、手の施しようがないのと同じです。
ちなみに、私のクライアント(社長)でも、完全に手遅れの状態でご相談に来る人もれば、切羽詰まった状況になり人が変わったように業績を上げている社長もいます。
業績を上げられない社長に価値はあるのか
業績を上げられない社長であっても、会社の命運を握り重大な責任を負っている立場である限り、価値はあると思います。
しかしながら、業績を上げられない状態が続いていくと、その社長の価値は、間違いなく右肩下がりで価値が低下していきます。
社長としての最悪の状況
そして、心の中で「自分は社長として、どうなんだろう…」という疑問が沸きはじめ、自分自身を信じることができなくなっていくんですね。
そこで踏みとどまることができれば良いですが…できなければ、坂道を転がるように、社長としての価値は、だだ下がりになり止まりません。
最悪の状況のところに落ちるまで止まらないことがあります。
昔の私は、最悪の状況まで落ちました(倒産)…汗
社長である自分自身を甘やかさない
そういう経験もあるからでしょうが、少なくとも、私は、自分自身を甘やかさないためにも、社長の価値が有る無しは、業績を上げられるか力があるか否かだと考えています。
だからこそ、業績を上げられない社長は、価値がない…と、良い意味で『現状を否定する力』を持つ必要があると思います(持ってほしい※業績を上げたいのなら)。
もっと言うと、単に業績を上げるだけのみならず、お金・時間・健康・家族・尊敬の5つ全てを手に入れて、社長にふさわしい人生を送ることに価値があると思っています(それが『真の社長』)。
業績を上げ、そんな理想的な社長らしい人生を送るには、具体的に何をどうすれば良いのか?、そのあたりのヒントや答えを【『真の社長』になるためのメルマガ講座 】で詳しくお伝えしています。
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